意識を失う

原因

失神の原因には、自律神経障害、起立性低血圧、心臓の病気（不整脈や心臓の弁膜症など）、脳の異常などが考えられます。脳神経外科では、失神が脳の異常によるものかどうかを見極めることが重要で、脳が原因による失神であった場合は、てんかんによるものか否かを判断する必要があります。患者様に病歴を詳しく聴取して検査として採血、心電図やMRI、脳波などを行なって、失神の原因をしっかり把握して診断を行います。

なお、脳の異常による失神で、てんかんでないという場合は、脳へ供給されるべき血液が行き届かないがゆえに失神などが起きるとされる鎖骨下動脈盗血症候群、脳腫瘍なども考えられます。