頭のけが

頭部の外傷

頭をぶつけてできるけがで、いわゆる頭部外傷です。小さな子供さんからご高齢の方まですべでの年代の方におこります。頭のけがには、

• 脳の外側のけがで一般的にはたんこぶと呼ばれる皮下血腫や皮膚の切り傷などの頭皮の外傷
• 骨のけがの頭蓋骨の骨折
• 脳や頭蓋骨の内側のけがの脳挫傷や硬膜下血腫、外傷性脳内出血など

のように3つの病態に分けられます。

軽い頭部外傷であれば、痛みが出るだけなので、これといった治療の必要性はありませんが、強度に頭を打った場合などは、頭蓋内の出血などで手術治療も必要な場合も考えられますので、CT検査などで正確な診断を行います。なお、頭をけがしたことで、次のような症状がみられたら、お早めにご受診ください。

• 物が見えにくい
• 頭痛がどんどんひどくなる
• 吐き気がし、嘔吐を繰り返す
• 意識が朦朧としている
• 手足が動きにくい
• 言葉がうまく話せない
• 急に失禁するようになった
• 反応が鈍くなり、物忘れの症状がみられるようになった
• けいれんを起こす
• 出血がひどい
• たんこぶが良くならない
• 耳や鼻から、血液混じりの水が出た　など